音楽 × SF × ファンタジー戦記
【交響詩】竜の姫と絆のユニゾン ~最強の力は絆の中に。人類に裏切られた天才軍師の俺は六竜姫の激情を調律し和音を奏でて覇道を往く~
優しさは最強の力。裏切られた軍師は、六竜姫の愛を調律する。
裏切られた。冤罪を着せられ、すべてを失った。処刑台から断崖へ、絶望の底に落ちたその瞬間、空を裂いて降り立ったのは紅蓮の炎竜だった。
元天才軍師候補ヒカル・クレイヴは、幼き日に恩を受けた炎の竜姫レヴィアとの強制契約によって、六人の竜姫たちの感情をリアルタイムで把握し「音楽の和音」として調律する異能——「絆の共感者」に目覚める。
激情、理性、献身、自由、調和、断罪。相反する六つの愛を指揮棒一本で束ねながら、ヒカルは竜族の内戦を制し、人類統合戦争を勝ち抜き、魔王軍の侵攻を退け、ついには七つの種族を繋ぐ新世界秩序を打ち立てる。剣も魔力も持たない一人の人間が、優しさだけを武器に竜の王となるまでの、壮大な愛の叙事詩。
しかし、この物語には表の英雄譚だけでは語り切れない奥行きがある。
十歳の竜姫が雨の夜の森で人間の少年に救われた日から、十二年間その鼓動を腕の布に刻んで追い続けた執念の物語。洗脳された自我と毎夜闘いながら、笑顔の裏に殺意を隠して主を守り続けたメイドの孤独な戦い。敗戦国の皇女が剣でも魔法でもなく羽ペン一本を武器に、百年先の均衡を設計した知の戦場。そして白いエプロンをまとった四十人の盾が、誰にも気づかれないまま王の日常を守り続けた、華やかな英雄譚の裏側。
英雄の物語は、無数の愛によって支えられている。
竜族の激情、人間の執念、法という名の冷徹な愛、見えない場所で燃え続ける忠義。それぞれの形をした愛が、一つの和音へと収束していく時、世界は本当の意味で動き出す。
愛は、形の数だけ強くなる。そして、すべての愛は——最後には一つの音楽になる。
シリーズ全体の案内は 竜の姫と絆のユニゾンの世界。
赤い輪が本編です。下のリンクから各作品へ。
優しさが最強の力となる世界
世界観と勢力図
竜族・エルフ・ドワーフは、太古の超科学文明(旧人類)が人類の遺伝子をベースに創造した機能特化型生命体——オリジン・コード種族である。竜族は感情エネルギーの増幅と兵器化を目的とし、超長寿と引き換えに繁殖力の低下と激情を負った。人類は全ての種のベースであり、多様性と繁殖力を持つ。神は秩序の監視者、魔族は暴走を抑止するための破壊と均衡のプログラムだ。
戦局を決めるのはヒカル率いる六龍盟約軍。対するは恐怖と力の古王軍、人間至上主義のドラゴンスレイヤー教団、謀略のグランツェリア帝国、辺境12国連合、通商連合。統一のあとには、魔王軍という純粋な悪意が世界の均衡を崩しに来る。
詳しくはこちら愛の交響曲(シンフォニー)
六龍盟約軍の編成と戦力
レヴィア(炎)
攻撃の主軸。ユニゾンの主旋律。王の矛。
アクア(水)
最高戦略官。対旋律。王の頭脳。
テラ(土)
兵站と防御。低音。王の母性の盾。
セフィラ(風)
偵察と情報戦。高音。王の機動力。
ルーナ(光)
精神的調律。統合の核。王の支柱。
ヴァルキリア(闇)
特務と最終防御。リズム。孤高の女王。
拠点は調和の座。ヒカルの「絆の共感者」が六龍姫の感情を調律し、愛を戦闘力に変える。六天将はのちに独立した戦略実行部隊の指揮官へ拡がり、ユグドラやギルティアら幹部が行政と防衛を支える。王妃の座争奪は嫉妬ではなく、種の存続という義務と結びついた燃料である。
詳しくはこちら愛の調律(ラブ・ユニゾン)の理論
戦闘システム
ヒカルの異能は二つ。六龍姫の信頼・機嫌・安定を音色として掴む「絆の共感者」と、戦場を立体盤面として見る「戦場の視覚化」。ユニットの強さはBPI(戦闘能力指数)で表され、人間一般兵を1としたとき竜姫は数百から千超、魔王軍四天王は八千から一万五千に達する。
ユニゾンブレスは女王・皇女の血統にのみ許される。参加する竜姫が増えるほど調和係数αが跳ね上がり、六匹で理論値の八倍。愛の和音が、加算を超えた力になる。
詳しくはこちら
愛と激情の生命体
竜族の生態と社会構造
感情を魔力へ変換する種族。超長寿の裏で繁殖力は低く、精神は不安定になりやすい。ヒカルの優しさだけが、感情調律プログラムへの正しい入力値——マスターキーになる。王は武力ではなく調律の才能で選ばれ、女系優先の社会で婿入りする。
形態は人化、半竜人、完全竜体の三段階。ユニゾンは母から娘へ受け継がれる絆によってのみ成立する。
詳しくはこちら資料の一覧は 設定資料集(カクヨム)にまとめています。

Hikaru Crave
ヒカル・クレイヴ
竜の王 / 絆の共感者
18歳前後・男性・人間。裏切られた元・天才軍師候補。六龍姫の感情を把握し調律する「絆の共感者」の異能を持つ竜の王。優しさが最強の力という信念を貫き、世界に新秩序を創造する愛の指揮者。六龍姫の激しい王妃の座争奪戦を裁くことが、彼の最大の義務である。
Levia Flameheart
レヴィア・フレイムハート
炎の竜姫 / 紅蓮の激情竜姫
外見20歳・女性・炎。炎の竜姫(三女)。メインヒロイン。恩返しとしてヒカルと強制契約した激情家。ヒカルへの激しい独占欲が、軍団の攻撃力(BPI=500)に直結する。感情の不安定さが暴走リスクとなる。
Aqua Frostvina
アクア・フロストヴィーナ
水の竜姫 / 蒼玉の理性竜姫
外見23歳・女性・水。水の竜姫(次女)で、冷静沈着な戦略参謀。理性と秩序を信条とし、ヒカルの論理性を評価する。王妃争奪戦では合理的統率を主張し、知的な駆け引きを仕掛ける。
Terra Grandina
テラ・グランディナ
土の竜姫 / 磐石の守護龍
外見18歳・女性・土。土の竜姫(四女)。古風で母性的な防御の砦。彼女の献身的な愛と、兵力最大の部隊が、盟約軍の防御と兵站の中核を担う。王妃争奪戦では「なくてはならない存在」であることを示そうとする。
Sephira Tempest
セフィラ・テンペスト
風の竜姫 / 疾風の遊撃竜姫
外見16歳・女性・風。風の竜姫(末娘、六女)。自由奔放な遊撃手。彼女の遊び心が、高速な情報収集と攪乱という戦略的優位性となる。ヒカルを「団長」と呼び、王の義務から解放する。
Luna Sollight
ルーナ・ソルライト
光の竜姫 / 純白の調和聖女
外見19歳・女性・光。光の竜姫(五女)。純白の調和聖女の異名を持ち、彼女の調律の力で盟約軍の士気を高める統合の核。ヒカルの精神的な支柱を独占しようと競う。
Valkyria Bloodleaf
ヴァルキリア・ブラッドリーフ
闇の竜姫 / 深淵の孤高竜姫
外見25歳・女性・闇。闇の竜姫(長女)で、元・古王軍の孤高の竜姫。ヒカルの共存提案を受け入れ盟約者に。彼女の闇の力と裏工作の才能は、軍団の最終防御戦略の核となる。
Lilia Shining
リリア・シャイニング
メイド / ヒカルの幼馴染
18歳・女性・人間。ヒカルの幼馴染。彼女の「静かで深い愛」がヒカルの裏切りのトラウマを癒やす精神的支柱。レヴィアにとって最大の嫉妬の対象。
外伝 · ゼロ
クロニクル・ゼロ~魔法が生まれた日~
魔法が生まれた日——母は竜を我が子とし、賢者は知を未来へ託した。
西暦2200年、暴走したナノマシン技術が世界を灰燼に変えた。工学技術者カサンドラは、生き延びるため十人の竜の子供たちを創造する。母として、指揮官として仲間と共に絶望的な戦いに挑み、積み重なる喪失の果てに、南米の地に永久の盾となる覚悟を固めていく。一方、先輩研究者アリスは、託された希望と共に瓦礫の大地を東へ、そして誰も知らぬ死の大陸オーストラリアへと旅立っていく。二つの物語が交錯しながら、遠い未来――「竜の姫と絆のユニゾン」「物理と知識で魔法世界を再定義!」――へと続く、すべての始まりの記録。魔法が生まれた日、世界は静かに、しかし確実に変わり始めた。
近日公開
外伝 · プレリュード
竜の姫と絆のユニゾン:断罪の前奏曲(プレリュード)
親兄弟を殺された十二年の執愛。裏切られた貴方を、我の炎で奪い去る。本編の前日譚、第一話につながる壮大なプロローグ。
竜の国の王女レヴィアは、幼き日に人間界で傷つき、人間の少年ヒカルに命を救われる。
だが再会の代償として少年の記憶は消され、残されたのは一枚の赤い布だけだった。
やがて王弟のクーデターが竜の国を呑み込み、父王と母は命を落とし、兄姉たちも次々と散っていく。六人の姫は離散し、六年の沈黙の中で兵を集め、牙を研ぎ続けた。
一方、人間界で「神童」と呼ばれる軍師に成長したヒカルは、竜を殺せないという矛盾を抱えたまま教団に嵌められ、すべてを失う。
絶望の断崖、死の剣が振り下ろされる刹那――十二年分の執念を纏った紅蓮の竜姫が天より舞い降りる。
「我の王となれ。二度と、誰にも裏切らせはしない」
奪われた国、砕かれた誇り、そして消された記憶。すべてを取り戻すための、世界への反攻が今始まる。
完結中編 · 31話
外伝 · エチュード
竜の姫と絆のユニゾン:奉仕の練習曲(エチュード)
憧れは最強の盾。新米メイドは白いエプロンで王宮の平和を支える。第4部~第5部に対応。
竜王ヒカルと六龍姫の英雄譚——その華やかな物語の裏側には、誰にも語られない日常があった。
16歳の商家の娘ミレーユは、王室メイド隊に志願する。配属先は空白。最後の面接で待っていたのは、かつて暗殺者の毒針を素手で弾いた伝説のメイド長・リリアだった。「王の命を守る覚悟はあるか」——その問いに頷いた瞬間から、ミレーユの40日間が始まる。
鉄の匙で王家の食卓を支える厨房長。200種の毒を舌で見分ける毒見役。地下で結界を監視し続けるエルフ。言葉のない外交を操る混血の渉外官。そして、毎夜ひとりで王宮を巡回するメイド長の影。
皿洗いから始まった新人メイドの日々は、やがて王宮の「見えない盾」の全貌を映し出していく。本編では描かれなかった、白いエプロンたちの誇りの物語。
完結中編 · 19話
外伝 · ディソナンス
竜の姫と絆のユニゾン:狂愛の不協和音(ディソナンス)
忠義は不協和音。愛するほど殺したい。微笑みの裏で孤独な愛に溺れる。本編58話までの約二年。初挑戦のサイコホラー。
帝国軍師ヒカルの処刑を阻止しようとしたメイドのリリアは、濁流へと消えた。彼女を救い出したのは、ヒカルを貶めた元凶カイン。彼はリリアを「ヒカル専用の暗殺兵器」へ作り変えるため、凄絶な精神調整を施す。
「主を愛するほど殺意が昂る」という禁忌の呪いを刻まれたリリアは、崩壊する自我の中で自らを縛る「手順」を血で綴り、抵抗を試みる。それは救済か、あるいは最悪の断罪か。1年半の調教を経て、紺色のメイド服を纏った「兵器」は、竜の王となった主の元へ解き放たれる。微笑みの裏で殺意と戦い続ける、孤独なメイドの空白期間を描く外伝。
完結中編 · 24話
外伝 · カノン
竜の姫と絆のユニゾン:継承の追復曲(カノン)
意思は不滅の旋律。冷徹な法を次代へ繋ぎ、静かなる愛の形を遺す。本編ラストの補完。
グランツェリア帝国の皇女レオーネは、竜の王ヒカルとの降伏交渉の場で、剣でも魔法でもなく「法と羽ペン」を武器に戦うことを決意する。敗戦国の娘として後宮に入り、圧倒的な力を持つ六龍姫たちの中で孤軍奮闘しながら、帝国五百年の行政知識を竜の国に移植していく。兄レオナルドと共に百年先の均衡を見据えた不可逆の条約を編み、ヒカルの理想を「永続するシステム」へと変換する影の戦いを続けた。七十歳を迎えた今、義娘ソイルに語る回想録。短命な人間が、永遠に近い命を持つ竜族に遺したのは——法という名の、静かで冷徹な愛の形だった。
完結短編 · 14話
外伝 · コンチェルト
竜の姫と絆のユニゾン:共鳴の協奏曲(コンチェルト)
絆は不滅の共鳴。双子の姉妹、境界を越えた和音で新たな時代を奏でる。
竜の国の王妃シズクと、帝国の皇妃マリン。双子の姉妹は、離れた空の下で魔導通信の筆を握り、今日も言葉を交わす。
嫁いでから半年。帝国の地でマリンが積み上げてきたものが、突如として揺らいだ。新星教団の宣戦布告。妹姫と皇妃の拉致。各地で同時多発する反乱——数年がかりで仕込まれた罠が、一斉に牙を剥いた。
王妃として全軍を動かすシズク。力なき地下牢で論理と言葉だけを武器に戦うマリン。離れていても、2人の和音は響き合う。
竜を憎む人類に対して、竜が人類を護る盾となる夜。6色の光が地平線を染める時、帝国の民衆は初めて言った——「ありがとう」と。
これは、双子の姉妹が新しい時代の和音を奏でた、記録である。
完結中編 · 30話
外伝 · バラード
竜の姫と絆のユニゾン:記憶の譚詩曲(バラード)
旅の果てで、竜は眠る乙女をいつまででも待つと誓う。外伝⑥。
祖父の背を追い、記憶を刻む旅を選んだ竜の末裔・ゼノン。初代アリス・アルテミシアの血を引く少女アリスとの出会いは、彼の乾いた300年に、初めての彩りをもたらす。だが、南の大陸に眠る古の遺産を巡る戦いの果て、アリスは長い眠りにつくことを選んだ。「また会える」――その約束だけを胸に、ゼノンもまた自ら眠りを選ぶ。護衛の姉妹機に見守られながら、2人の想いは1700年という気の遠くなる時を越えていく。竜の恩返しから始まった物語は、やがて新たな未来へと静かに受け継がれていく。
近日公開
特別企画 · インタビューコメディ
竜の姫と執着のユニゾン〜《インタビューコメディ》物理法則さえ書き換える「重すぎる絆」の真実〜
「絆」か「監獄」か。物理法則さえ書き換える「重すぎる愛」の真実を暴く。投稿予約完了記念の特別企画。
『竜の姫と絆のユニゾン』のキャラクターに、三日に一度インタビューする特別連載。全30回。
投稿予約完了を記念した企画であり、メタ的なコメディや、キャラクターたちの狂気を極端に強調したifを含みます。本編の展開や設定と異なる部分がありますが、「これもまた一つの絆の形(暴走)」としてお楽しみください。
ナビゲーターは、ヒカル様の子供たちの乳母であり戦闘メイドのリリア・シャイニング。もう一人は、漆黒の六天将シェイド。
完結中編 · 33話
シェアワールド
カオスゾーン世界線に連なる一篇です。
A.D. 4000。メイン世界線の大黒柱。本編と六つの外伝。 ナノマシンが濃く残留した地域がカオスゾーンとして固定される。荒ぶる物理法則を人間が自力で御し、世界の真理へ肉薄していく、情熱と意志の歴史。
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