四本腕の女傭兵と、錆びついた世界の約束。
あらすじ
巨大企業ヘリオスが空と地を分かつ、煤煙と蒸気の街「ラット・ポート」。 背中に四本の凶悪な鋼鉄腕を持ち、「鋼鉄の蜘蛛」と恐れられる凄腕の傭兵シグナは、ある日、ヘリオス社の家出息子カイルから奇妙な依頼を受ける。 「君の未来を買いに来た」 感情さえも数式で処理する冷徹な演算脳を持つカイルと、十歳より前の記憶を封印された戦闘機械のシグナ。対極にある二人は、シグナの過去の断片が眠るという禁忌の施設「銀のゆりかご」を目指し、逃避行の旅に出る。 次々と放たれるヘリオス社の精鋭騎士団「アイアン・ヴェール」の追撃。戦いの中で、二人の孤独な魂が噛み合い始めたとき、世界を揺るがす残酷な真実の扉が開かれる。
シェアワールド
カオスゾーン世界線に連なる一篇です。
A.D. 6500。タイムラインの最果て。 ナノマシンが濃く残留した地域がカオスゾーンとして固定される。荒ぶる物理法則を人間が自力で御し、世界の真理へ肉薄していく、情熱と意志の歴史。
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